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里咲りさ、熱狂のZeppDiverCityライブレポ。遂にメジャーへFA宣言も。

里咲りさがまさかの個人名義でZeppDiverCityTOKYOを借りて行われた

『里咲りさ 全国ツアー2017 TOUR FINAL supported by 3D LIVE Revolution』。

個人の力の限界に挑んだともいえる前代未聞のライブの模様をレポート。

TEXT: 畑俊行
/ PHOTO: 工藤真衣子

今回のライブのことなどを語ってくれた7月のインタビューもあわせて。

https://netmover.jp/archives/2017/07/07/15789

新宿からりんかい線に乗って20分。東京テレポート駅から歩いて5分ほどの会場近くには巨大なガンダム像、背後にはフジテレビのビルがそびえ立つ。午後3時前の空は今にも雨が降りそうな鼠色。
それにしてもZeppDiverCityTOKYOは広い。ステージ中央辺りから客席の真ん中ぐらいまで長方形の広いスペースが作られている以外、客席には椅子がぎっしり。9月18日の時点で「あとチケット500枚」と本人がツイートしていたが、これが今日本当に埋まるのだろうか。

当日券も出すそうだが、雨が降ると客足が鈍ったりしないだろうか。
そんな心配をしているとロビーに今日の主役、しゃちょー、こと里咲りさがいた。

里咲りさ

「超不安です!」と言いながら、忙しそうに物販コーナーの値札作りに精を出すしゃちょーは、スタッフに急かされてサウンドチェックへと走っていった。

外の天気がどんどん悪くなっていく中、ついに18時の開場時間を迎え、ドキドキしながら客席を覗いてみると...
ちゃんと開演直前にはほぼ満席。

里咲りさ

ホッと胸をなでおろしたところで「フローエンターテイメント事務員の田中」ことしゃちょー本人による影アナが流れ、いよいよ開演。

里咲りさ

バンドの演奏が始まるとすぐに「みんな〜!来てくれてありがとう!」と満面の笑顔でステージに現れたしゃちょーが大一番の1曲目に持ってきたのは念願だった鈴木Daichi秀行氏 daichi307 の編曲による「サイン」

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続けて同じく同氏編曲の「Hot!夏!さま~」を歌い上げた。

「私が思ってたZeppと違う! ガラガラなんじゃないかと心配してて、みんなでドッジボールしたり、後ろのほうでは友達が焼肉したりしてるんじゃないかと思ってたけど...(笑)。無事に今日を迎えられて本当に良かったです! 目一杯皆さんに素敵な音楽を届けたいと思いますので、しかと受け止めてくださいね!」

というMCから、「オリーブ」「ディアティア」「信号」「410」を披露。
ドラム、ベース、ギター、キーボード、マニピュレーターとアコギからなる5人編成のバンドを従え、歌に集中するしゃちょー。

里咲りさ

17歳のときに書いたという「つみき」をピアノの伴奏でしっとり歌うと、

里咲りさ

そのまま「里咲ラジオ」のコーナーへ突入。

里咲りさ

公開生放送風に社畜(里咲ファン)からのお便りを読み始めるしゃちょー。「(気持ちは)大手事務所の社長のつもりでいたけど...すごく大変でした」「ずっとひとりぼっちでした」「人が足りないってこういううことかとわかりました」「今まで自分ひとりでできてたのに...全然できない(笑)」などなどZepp開催までの数々の苦労を語る一方で、「お金が足りなくて大変だったけど、大きなライブでどうすればいいか、すごく勉強になりました」といった前向きな話も。

そしてファンからのリクエストという形で、本人曰く“超アイドルソング”として作った2ndシングル「だってね。」を歌うことに。

里咲りさ

赤坂GENKI劇場でのアイドルイベントにトリで出演した当時、この曲をお客さんゼロの状態で歌わなければいけなかったそうで、

「もうあんまり歌いたくないの(笑)。もしかしたら二度と歌わないかもしれない。このZeppに埋めて帰るかもしれない。それぐらいの気持ちを込めて歌います!」

とカラオケで熱唱。ここぞとばかりに前方に陣取った社畜たちが続々とケチャを繰り出し、総立ち状態に。大歓声が巻き起こり、Zeppが一気にアイドル現場の空気に変わった。

里咲りさ

里咲りさ

里咲りさ

熱気が覚めやらぬ中、BSフジの「小山薫堂 東京会議」tokyokaigiが取材に来ていることを明かす。中学2年生の頃、放送作家になりたいと思ったしゃちょーは、父親の勧めで小山薫堂氏に会いに東京へ。だが取り合ってもらえるわけもなく、秘書の方から優しい返信メールが届いただけだったそうだ。月日は経ち、昨年11月にZeppを借りてしまったしゃちょーは「テレビに出なきゃ会場埋まんない!」と思い、ありとあらゆる番組宛にメールを出しまくった。その中のひとつが「小山薫堂 東京会議」で、相談においでと返信をくれて番組に出演できたのだそうだ。そのとき小山薫堂氏から

「埋まんないならテント席作ればいいんじゃない? テントでいっぱい幅を取れるし、テントの中の人に直接歌っていけば?」

と提案されたそうだが、テントは安全上の問題で断念。ちょうど同じ放送日にマネキンの会社の人が来ており「マネキン並べれば?」という話も出たが、納期の問題でこちらも実現できず。

そしてひとつだけ残っていたのが「うんこドリル読めばいいんだよ」という辛酸なめ子さんの案。うんこドリルを取り出すと「本当に成功するのかな。だいぶ下品だけど…」と首を傾げながらパラパラとページをめくり、読み始めた。
「僕のうんこを1000人が見に来た」
おぉ〜と唸りながら拍手する観客。「今日ぐらいの人数ってこと? 私うんこと同じなのかなぁ(笑)」と少し不満そうに笑う。

里咲りさ

続けてのリクエスト曲として紹介されたのは「かわいた空気の夜に」。ファンからのメッセージなどが書かれたおなじみのミニアコースティックギターを抱えて客席中央へ伸びるスペースの中央へ降り立ち、その場にしゃがみ込むと、デビュー当時によくライブを行っていた神楽坂TRUSH UP!!での想い出を語り始めた。

里咲りさ

「100人入ると誰かが窒息するようなとこだったの。そこではいつも20人程度の固定のお客さんが毎回見に来てくれてて。だから毎回(スペースに)余裕があったので、いつも真ん中に座って弾き語りをしていました。
神楽坂TRUSH UP!! ZeppDiverCityTOKYO支店におこしの皆さん! 里咲りさです! 
その頃を思い出して、フロアで皆さんと同じ目線で歌いたいと思います」

里咲りさ

ほとんど生音で歌い上げるその姿はとても感動的で、大箱のセンターステージで歌うという本人の夢が叶った瞬間でもあった。

里咲りさ

惜しみない拍手に包まれながら壇上へ戻ると、今度はGIBSONのアコギを肩にかけての「TOKYO TELECA」

里咲りさ

そして再びバンドメンバーと共に「TURE」「ボーンブレイクガール」「Little Bee」を立て続けに披露した。

里咲りさ

里咲りさ

最後の曲を前に「用意していた席が全然足りなくて、後ろのほうや横とか立ち見になっちゃってて...こんなことになると思ってなかったから...」と申し訳なさそうに話すしゃちょー。バンドの重厚なサウンドに乗せて「エンドロール」を歌い、本編を締めた。

里咲りさ

里咲りさ

そしてアンコールでは再びZeppへの道程についての話に。

里咲りさ

「Zeppを借りてすぐにチケットを販売し始めたけど、16枚から全然売れ行きが伸びなかったの。あの手この手で頑張ったけど直前になっても半分以上売れ残っていてもうダメだと思っていたら、こんなに沢山の人が来てくれて...。お花もたくさんいただいたし...。

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ちょうど今年でデビュー3周年だし、インディーズでカッコイイことをひとりでやりたいという気持ちだけでここまで来たけど、今日のライブのスタッフをはじめ、結局いろんな人にお世話になっちゃいました。こうやってステージに立てていることをすべての人に感謝します。本当にありがとうございます!

これまでのことを噛み締めながら、小さいライブハウスでよく歌っていたという「カタルカストロ」へ。

里咲りさ

これで終演かと思いきや、まさかのダブルアンコールへ突入。

そこでまずはベストアルバムの発売を発表。
「これさえあれば大丈夫! 誰にもハマらない曲は入れないから! みんながいいねっていう曲を選ぶから(笑)!」
拍手喝采の中、続けてまさかの衝撃発言が!

「里咲りさ、メジャーデビューしまーす!」
会場がどよめきと歓声に包まれる。

「今日を迎えてメジャーデビューが決まっていないと、ここがピークになってしまうとわかっていたの。これ以上インディーズでやるのは本当に難しいと思うから、いろんなとことお話はしたの。でもまだどこも確定していません(笑)!」 

笑いが巻き起こる観客に、しゃちょーは慌てながら

「違うの! 野球だとメジャーリーグに行く選手はフリーエージェント宣言するでしょ。だから私は自分の個人レーベルからFA宣言します! ここに来ている大手レーベル数社の方、そして今日のことを記事で見た方、里咲はFA宣言したので10月22日までにrisamusic925@gmail.comまでご連絡ください! 私にはまだまだ叶えたい夢がたくさんたくさんあるのに、ひとりだけだとメールの返信に時間を使いすぎてやれることもやれないからお願いします、助けてください! 物を売るのは得意なんで、CD(販売)のある程度の枚数は保証するから、音楽を続けるために助けてください。よろしくお願いします!」

大舞台での力いっぱいの売り込みを終えると、改めて観客へ向けて最後の叫び…いや挨拶へ。

「私はお金が稼ぎたいわけじゃないの。みんなが笑顔になってくれたらそれでいいと思ってるの(笑)。ホントだから! だってそうでしょ、私はそう思って生まれてきたのに今までうまくいかなかったの! 本当は超辛かった〜! ひとりでZepp借りちゃダメだよ〜! 本当にありがとうございました!

過呼吸気味になりながらも必死に話すしゃちょーへ今日一番の大きな拍手が会場中に響き渡る。オープニング曲でもあった「サイン」をもう一度歌い、最後は記念撮影。去り際には社畜から巻き起こった「しゃちょーがいちばんかわいいよ」コールを一身に浴びながら、名残惜しそうにステージを後にした。

里咲りさ

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里咲りさ

途中の里咲ラジオや、しゃちょーらしい長めのMCはあったものの、ニューアルバム主体のセットリストで、歌うことに重きを置いた素晴らしいライブだった。全体を通じてアイドルというよりシンガー・里咲りさを見た印象だ。インディーズからメジャーへ活躍の場を移すことで、アーティストとしての魅力をより発揮してくれるのではないだろうか。いずれにせよ、この先も続く里咲りさヒストリーにおいて今日のZeppがターニングポイントになることは間違いなさそうだ。

里咲りさ 全国ツアー2017 TOUR FINAL supported by 3D LIVE Revolution ZeppDiverCityTOKYOワンマン セットリスト

  1. サイン
  2. Hot!夏!さま~
  3. オリーブ
  4. ディアティア
  5. 信号
  6. 410
  7. つみき
  8. 〜里咲ラジオ〜

  9. だってね。
  10. かわいた空気の夜に
  11. TOKYO TELECA
  12. TURE
  13. ボーンブレイクガール
  14. Little Bee
  15. エンドロール
  16. アンコール

  17. カタルカストロ
  18. ダブルアンコール

  19. サイン

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里咲りさ

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 VIDEO (KILLED THE RADIO STAR)



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里咲りさのアーカイブ
https://netmover.jp/nm-archives/594a89f5c7513f6894c98744

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